コースターを織ってみる その2

2018年7月11日

整経。専用の木の枠に糸をかけて、必要な経糸の長さと本数をそろえる作業です。

綜絖に通した糸を、緯糸を打ち込むパーツである筬(おさ)に通します。筬の目の細かさはいろいろあって、織りたいものによって選びます。着物などを織りたい時にはもっともっと細かい筬目のものを、マットなどを織るときには広い筬目のものを使います。

綜絖(そうこう)というパーツに糸を通していきます。綜絖が上下することで経糸が交互に上下し、織り目が作られていきます。綜絖への糸の通し方や、綜絖を上下させる組み合わせ方で、柄を織りだすことができます。(平織り、綾織りなど)

 整経によって必要な長さの糸を用意できたら、片端を織り機の手前の棒に仮止めし、手前側からそれぞれのパーツに糸を通していきます。
 
 まずは横糸を打ち込む筬(おさ)というパーツのスリットに一本ずつ糸を通します。その時に整経の時に交互にかけた糸の束が崩れないように指にその形のままかけておきます。そうすることで、端から順番に糸が取れ、糸を通す時や巻き取る時、織る時にからまずスムーズに作業ができます。最後に両端は一つのスリットに2本ずつ通し直して、経糸の幅を狭め、端が丈夫になるようにします。
 今回は4枚の綜絖を使ったので、1,2,3,4と順番に綜絖に付いている針金の穴に糸を通していきます。順番を間違えるとそこだけ織り目が変になってしまうし、端から順番に糸を取らないと途中でねじれたり糸を張った時に何本かだけ糸が緩んでしまったりと、単純な作業ながらきちんとできないということになってしまいます。
 結局通し方を間違えて、母に直してもらいました。
 〜つづく

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