糸紡ぎ練習中

2018年9月3日

糸紡ぎ練習中。このような道具で綿を糸にしていきます。これは娘の手です。

私はどうもリズムが悪いらしいです。

右が私の練習し始めの時の糸。絶望的な下手さです。左が昨日のもの。細く、均一になってきて、少し希望が見えてきました。

 和棉を育てているご縁で、和の花関係のイベントに参加することになりました。
 内容はまだ細かくは決まってはいないのですが、うちには糸をつむいだり、棉の種を取ったりする道具があるので、そういうものを体験していただきつつ、マフラーや小物などを販売するようなコーナーになる予定です。
 屋外のテントでそのようなイベントに参加するのが初めてで、ちゃんとできるかどうか少し不安もありますが、これも何かのご縁と思って、また、なにか世界が広がるかもしれないと思って母と娘と一緒に参加することにしました。他のイベントですが、母は糸紡ぎ要員として何度か呼ばれて参加したことがあるようです。
 うちの糸紡ぎの道具は、本当は床に座って使うのですが、屋外のイベントということもあり、また、母がひざを痛めていて正座ができないこともあり、テーブルに載せて使ってみることにしました。
 私も昔教えてもらったことがあるのですが、下手なままやらなくなってしまいました。一方で、娘はかなり小さいうちから遊び感覚であっという間に紡げるようになり、しかも結構上手です。私が上手くできない原因を的確に指摘してくれるので、おかげさまで私も何が悪いのかがよくわかって、少しずつですが糸らしきものができるようになってきました。
 右手で車を回すスピードと左手が綿を引っ張るスピードの加減や、引く角度、よりがかかりすぎているとか、綿がごそっとまとまって出てしまう理由と対処法とか、すごく具体的にわかりやすく教えてくれます。一方で、綿は自然と糸になろうとしているから、綿の気持ちになって・・・とか言うのですが、抽象的なようでいて実はこれもすごく伝わります。たとえば、綿も流れにのりたいらしく、流れるプールのような流れだと入りたいな~と思うけど、私のかけるよりはまるで鳴門の渦潮で、それでは飛び込みたくないだろうと。しょっちゅう「綿がかわいそ〜」と言われています。
 それでも、娘の指導のおかげで少し糸らしいものができるようになってきました。ダメな時の理由が分かったのが大きいです。母は、「やってればそのうちできるようになるわよ~」という感じなので、私もそういうものだろうと思っていましたが、ちょっと上達のスピードがアップしたように思います。
 イベントでは、糸紡ぎコーナーは母と娘がいるので、たぶん大丈夫。私は予備の要員です。ご来場の方に紡いでいる様子を見ていただいたり、実際に体験していただいたりできるように、ちょっと興味を持っていただいたり、楽しんでいただけたらいいなと思います。しばらくは、看板やチラシや展示の用意もしつつ、販売用の作品も作りつつ、糸紡ぎ、綿くりコーナーの準備もしつつの日々になりそうです。
 娘が一緒に行ってくれるようなので、とても心強いのですが、彼女は今年受験生。あてにして申し訳ないです。今後、同じようなイベントに参加する機会があれば、彼女がいなくても大丈夫なようにしていかないといけないなぁと思っています。もちろん、ずっと一緒に参加してくれたらうれしいですが。

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