線維の種類を確かめる

2016年6月25日

田中直染料店で購入

子どもの頃買った30年来の試験管が役立つ

我が家には、いただきものの布が多いです。
母が裂き織をすることもあり、私自身もこどもたちが小さいころはよく服や小物を作っていたので、親戚や知人、時には近所の方から「よかったら使って」と布をいただくことがあり、それが気づけば結構な量になっていました。
大体裂き織にするものは母が持ち、裂き織にするには惜しいというようなものがうちに来ます。生地のままのもの、着物や服に仕立ててあるもの、端切れなど形は様々ですが、ずっと誰かが大切にしてきたものだけあって魅力的な布たちです。
母が織ったものもあるので、かなりの布を所蔵していることになります。
自分で買う時には、自然の素材が好きなので木綿や麻・リネンなどがほとんどで、当然買う時に素材を確かめるのですが、いただきものの場合、素材が分からないものも多いです。
着物の布も、だいたいは絹が多いわけですが、化学繊維のものもあり、触ってもよくわからない場合は表示が残っていなければ確かめようがないと思っていました。
母とそんな話をしていたら、繊維の種類を調べる薬品があるというのです。
田中直染料店さんで(http;//www.tanaka-nao.co.jp/)その薬品があるというので、購入してみました。
繊維鑑別染料というもので、繊維の種類によって違う色に染まる染料です。
手元に来る時に、大体はどのようなものか伺うことが多いのですが、わからないものもやはり出てきます。最近は自分や家族の物を作るだけでなく、作品を作って販売もしているので、品質表示のタグをつける時わからないと困ると思っていました。それ以前に、作るときにも、色や柄や質感だけではなく、どういう素材かわかって作ったほうが、適材適所に使えるということも含めて、気持ちよく作れると感じます。
必ずしも100%わかるわけではないようですが、できる限り素材を明らかにしてから制作できたらいいなと思っています。

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草木染めの魔法つかい®

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染・織・描【草木の色と水の彩】中の人

ネットショップ【ハンサムなマフラーの店】店主

母親が染織家で幼いころより草木染めや手織りが生活の中にありました。今は母に習いながら、自分も草木染めや手織り、糸紡ぎなどにはまる日々です。

母に巻き込まれながら蓄積してきた、染織まわりのいろいろなことについて発信中。ちょっととっつきにくいイメージの草木染めや手織りを、身近に感じてもらって、楽しんでいただきたいと思っています。

染織&縫製・デザイン・イラスト・販売その他担当。

猫好き。

草木の色と水の彩(くさきのいろとみずのいろ)は、草木染などで自然の色を扱う人=「草木の色」と、水彩で絵を描く人=「水の彩(いろ)」が一緒に作るお店という意味を込めた屋号です。

糸紡ぎの実演などの場で、物語みたいとか魔法みたいと言われることと、染織の様子を改めて見ると確かに魔法使いみたいと思ったことから、【草木染の魔法使い®】を肩書に。物語のように楽しんでいただけたら嬉しいです。

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