ネットショップリニューアルに向けて

 草木の色と水の彩は、年に5から6回の作品展やイベントに参加しながら、インターネットで染織小物の販売をしています。

 昨年から続くコロナ禍で、活動のリズムが変わったこともあり、今、いろいろなことを模索しています。

 例年参加していたイベントが全てなくなって、ちょっと立ち止まったように思えた昨年でしたが、これからどうしていこうかと考え直す良い機会になりました。

 これまで、母が織ったものを縫って仕上げて、写真を撮って、ネットショップなどに説明を付けて載せて、お買い上げいただいたときには梱包発送・・・などという作業を私一人でやっているため、なかなかすべてに十分に手が回らないのが悩みでした。本当は、もっとどんどん商品をネットショップに載せていきたいし、バッグやブックカバー等をもっと作りたいし、それ以前に、母が元気なうちに染織をもっとしっかり教えてもらいたいという気持ちはあるのですが、なかなか思うようにいきません。マフラーなど、作品展で好評なものでも、あまりネットショップでは良さが伝わっていないという悩みもありました。

 母は今はすごく元気で、100歳くらいまで染織をやっていそうな勢いですが、そうでないかもしれない。私自身にしても同様です。時間は有限。なので、今時間が足りないとしたら、しっかりと優先順位を付けて、一番やりたいこと、今やっておいた方がよいことに時間を使えるようにしようと思うようになりました。

 私の場合は、優先順位1番は、自分の染織の時間を確保することです。母が元気なうちにきちんと習って、自分でも好きな布は織れるようになっておきたいという希望があります。母は100歳まで元気に染織をするだろうと期待しつつ、ここから2年は集中して最優先課題として取り組みたいです。

 そこで、コースターやランチョンマットなど、端を真直ぐ縫うだけの仕上げはプロの方に任せることにしました。コースターや敷物の端の仕上げは私が縫っているのですが、縫い目が1~2㎜曲がるときれいに見えないこともあって、裂き織り布は縫うのに時間がかかります。時には縫う時間よりも直す方に時間を取られているような感じです。値段がその分高くなりますが、縫製のプロの方にお願いしたほうが縫い目もきれいで仕上がりがよくなると思いました。それはお客様にとっても、より安心してご満足いただけるものになると信じています。

 これまで、全部自分たちでやることを良しとしてきましたが、織りがメインなのでそこを大切にして、他の部分でお任せできることは人の力も借りていくことにしました。それで、在庫はあるのにネットショップへの掲載ができていないとか、材料はあるのになかなか制作に手が回らないとか、母が染織をできなくなったら同じものを作ることができないということがないようにしていきたいと思っています。

 また、きちんと発信ができていないことも課題でした。作ることと同様に届けることにも注力して発信をしていきます。
今、ネットショップ用の商品写真をプロのカメラマンにお願いすることを検討しています。マフラーや大き目の敷物など、自宅で写真を撮るのが難しかったものをお願いしようと思っています。まだどうなるかは分かりませんが、よりよいものを、より魅力的に伝えられるようにネットショップをリニューアルする予定です。

 もしかしたら、がらっと雰囲気が変わるかもしれませんが、これまでご懇意にしていただいた皆様にはその変化も楽しんでいただけたら嬉しいです。そして、新たな出会いが始まることを期待しています。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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