七夕。夏の北野天満宮。

2017年7月5日

京都 北野天満宮は七夕モード。

茅の輪のお守り。無病息災を祈ります。

この橋の下には妖怪が・・・。

 今日は七夕です。今夜、星空は見えるでしょうか。
 毎年この時期は雨模様で、七夕なのに星空が見えなかったね~といつも話している気がします。
 雨の合間を縫って、何日か前に京都の北野天満宮に行ってきました。この春に進学した息子の合格祈願をしていたので、お礼のお参りに行かないと…と思っていたのですが、夏になってしまいました。
 ちょうど七夕の時期だったので、境内には笹が立てられ、願い事を書いて短冊を吊るせるようになっていました。まずは、お礼のお参りをして、お札を納め、せっかくなので短冊を書くことにしました。100円を納めると短冊2枚。5色の短冊と言いますが、本当はその5色にはそれぞれ意味があるというのを聞いたことがあります。でも、何色がどんな意味とかよくわからないので、何となく白と黄色を1枚ずつ選び、家族の健康と幸せと祈願してきました。
 梅が有名なので、私自身も寒い時期に訪れることが多い北野天満宮ですが、思いがけず夏らしい季節の行事に参加できたようでうれしい気持ちになりました。
 せっかくなので、お守りを買って帰ることにしました。すると以前に来たときには見たことのないお守りが目に入りました。茅の輪の「夏越大祓」のお守りです。とてもかわいらしかったので(お守りにかわいいは失礼でしょうか)こちらをいただくことにしました。
 この時期、夏の大祓という神事があって、神社の境内に大きな茅の輪が置かれているのを見ることがあります。その中をくぐると罪穢れを払うことができ、疫病除けができるといわれているのです。元々は、スサノオノミコトが旅先でもてなしてくれた蘇民将来に、茅の輪を腰に付けておくと疫病を避けることができると教えたという伝説があるそうで、その茅の輪が後々大きくなっていったようです。(Wikipedia参照)
 そうすると、このようなサイズの茅の輪を腰につけるというのが元々の形に近いのでしょうか。家にお祀りしようかと思っていたのですが、家族一人一人が身につけるべきだったのかもしれません。行く前に調べておいたらよかったのですが…。
 そういえば、北野天満宮には7不思議があるそうなのですが、それも家に帰ってから図書館で借りた本を見ていたら書いてありました。行く前に読んでおいたらなあ、と思いましたが後の祭りです。全くスルーしてしまいました。七不思議は次回の楽しみにすることにします。
 帰りに途中下車してリボンの専門店に寄り、ブックカバーや小物に使うリボンの買い出し。たくさん種類があって、見ているだけでも楽しいのでつい長居してしまいます。
 そのお店の近くに晴明神社という神社があります。その近くにある一条戻橋という橋は昔、陰陽師の阿倍晴明がその下に式神を隠したといわれていて、私が初めてここに来たときに夫が「この下になあ、妖怪が埋まってんねん」と言っていたのを思い出しました。
そんなに神仏や歴史に詳しいわけでもなく、特に信心深いわけでもない私ですが、現在の人の営みと、過去のいろいろな出来事と、さらに神様とか仏様とか妖怪とか言い伝えとかの異なる次元の世界が近くに感じられるところがおもしろいなあと思った一日でした。

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草木染めの魔法つかい®

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染・織・描【草木の色と水の彩】中の人

ネットショップ【ハンサムなマフラーの店】店主

母親が染織家で幼いころより草木染めや手織りが生活の中にありました。今は母に習いながら、自分も草木染めや手織り、糸紡ぎなどにはまる日々です。

母に巻き込まれながら蓄積してきた、染織まわりのいろいろなことについて発信中。ちょっととっつきにくいイメージの草木染めや手織りを、身近に感じてもらって、楽しんでいただきたいと思っています。

染織&縫製・デザイン・イラスト・販売その他担当。

猫好き。

草木の色と水の彩(くさきのいろとみずのいろ)は、草木染などで自然の色を扱う人=「草木の色」と、水彩で絵を描く人=「水の彩(いろ)」が一緒に作るお店という意味を込めた屋号です。

糸紡ぎの実演などの場で、物語みたいとか魔法みたいと言われることと、染織の様子を改めて見ると確かに魔法使いみたいと思ったことから、【草木染の魔法使い®】を肩書に。物語のように楽しんでいただけたら嬉しいです。

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