新製品?試作中

2016年11月27日

試作品が増えていきます。

この形では、端っこまでファスナーがいかないのが気になります。

ファスナーの位置を調整するのと共に、端を手縫いで縫い止めてみたり…。

夏ごろから新たな商品を考えています。
コースターサイズの裂き織の布がたくさんあるので、それを使って小銭入れを作ろうと思いました。
子どもの頃、岩手県に行った時に、立ち寄ったお店の開店記念品として裂き織の小銭入れをもらったことがありました。シンプルな形で、丈夫で、私はずいぶん長いことそのお財布を使っていました。
たくさんある裂き織の布を眺めていたらそのことを思い出したのです。手芸材料店に行ってちょうど良いファスナーを探していたら、金具が金色で布の部分がいろいろな色の種類があるファスナーが目に留まりました。裂き織のものは、落ち着いた渋い雰囲気が魅力ですが、かわいいものも作ってみたい。このファスナーは色の展開がすごくかわいらしいのが気に入って、ぜひ使ってみたいと思いました。
うちにある裂き織の布は、だいたい藍色、茶色系、黄色系、ベージュ系、紫系、時々赤もあるといった感じなのですが、なにぶんいろいろな色が混ざっているので、どの色のファスナーが合うのか、実際に合わせて見ないとわかりません。使いそうな色を一通り購入して、一つ一つ色を合わせながら作ってみました。
実際に作ってみると、裂き織は布の畝が大きいので、ロゴマークをつける時にまっすぐ縫うのが難しかったり、一番シンプルな形かと思って上開きの形でファスナーを付けたのですが、ファスナーのサイズがあまりにぴったり過ぎて端までファスナーが閉まらなかったり、シンプルな構造なのになかなか思ったようなものが作れませんでした。少し長さの短いファスナーにすると、開く口が小さくて、手が入りにくいのです。
最終的には形が少し変わりました。
形を変えてからも、ファスナーの端の処理に悩みました。ちょうどいいと思って使ったリネンのテープがあるのですが、購入したお店がもうなくなっていて、他のお店でも違うパーツにすることも含めて検討しながらだいぶ探しまわりました。結果、いろいろなパーツや処理の仕方を検討できたし、材料やパーツは見ているとアイデアがもらえるので、無駄な時間ではなかったと思うのですが…。
本当にひとつずつ問題や縫いにくいポイントをクリアーして、気が付いたらもう11月も終わるところです。最近やっと形が決まってきました。
試作品を自分が使い、家族にも使ってもらって、使い勝手を見ているところです。
色違いでいくつか作っているので、完成したらまた見ていただきたいと思っています。

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