糸紡ぎ機じゃない?

糸紡ぎ機じゃない?

2019年2月26日

糸紡ぎ機第2号

ツムが折れていて使えていませんでした。

上から、折れたツム、新たに購入したツム、名人作のツム。

母が持っている2台目の糸紡ぎ機。
ツムが折れていて使えないということなので、ツムを直して、そちらを私が使うことに。
いつも使っているものは、輪の部分が竹なので、全体的に軽く、回すハンドルも軽いです。2台目の方は、見た感じしっかりしているのですが、輪の部分も木でできており、歯車の数が多いせいか全体的に重いです。そして、ハンドルも重くて回すのに力が要ります。
比べてみてわかることもあり、ツムを買いに行った道具屋さんに話を聴けたこともあり、どのような道具が使い易いのか、道具のパーツの意味が少しわかってきました。
糸を紡ぐにあたって、大きな輪の部分の回転をツムの回転に伝えるということなので、輪は大きい方がよく、ツムの方の糸を受ける部分の径は小さい方が、少しハンドルを回すだけでツムがたくさん回転するということになります。また、綿から糸を引き出すのが左手なので、そちらに意識をたくさん向けられるように、ハンドルを回す手のほうはあまり力を入れずに軽く回せるほうが左手をコントロールしやすいです。
昔は、道具は使う人に合わせて作られていたようです。小柄な人には小さい糸紡ぎ機というように。
そして、ツムの太さも、紡ぎたい糸の太さによって変えているのかな、という感じです。3枚目の写真は、折れてしまったツムと、新しく購入したツムと、母が以前ツムつくりの名人という方から分けていただいたというツムです。名人のツムは太くて長いです。回転させるために糸をかける部分は、みんな形が違います。元々は各人が工夫して作っていた道具なのでしょう。また、どのような糸にしたいかで、ツムを使い分けるのかな?と思うのですが、そのあたりは私はまだよくわかっていません。
そして、糸紡ぎ機2号を直して、やっと使えるようになったところで母が思い出しました。これが糸紡ぎ機ではないということを!!
どうも、機を織るときに使うシャトルという緯糸を通す道具の、管に糸を巻く道具だったらしいのです。ハンドルを回すことで、その回転を最終的に細い棒の回転に伝えるという構造は同じなんですけど。形もほとんど同じなんですけど。どちらにも使えるということかもしれないんですけど。
糸紡ぎ機としては、第1号の方が圧倒的に使いやすかったです。

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