手織りの布と共にある暮らし①

子どもの頃から、我が家には織機がありました。母は、家族のものや家で使うものをいろいろと織っていました。 マフラーや、父の背広、着物や服地。 コースターから、ランチョンマット、ラグマット、こたつ掛けなど大小の敷物。 その他、のれん、座布団カバー、ブックカバー、バッグなど。 販売しているもの以外はあまり見ていただく機会はありませんが、コースターやマフラーの延長上にある手織布のある暮らしを少しずつ折に触れて紹介していきたいと思っています。

自給率が0%。日本産の綿で織物をするのは夢?

日本の綿の自給率はほぼ0%だそうです。暮らしに欠かせない木綿の服や布製品ですが、綿から国産というものは非常に少ない現実があります。私の母は日本の綿で織物をしたいという思いから、一時綿の栽培をしていました。今はその時収穫した綿を大切に使ってモノづくりをしています。木の道具を使った綿仕事のワークショップなどは今でもする機会があります。今後、綿を通した出会いで地元産の綿を使ったモノづくりに繋がるかもしれません。

和装にマフラー。

最近、男性の和服姿を以前よりも目にするようになった気がします。それも、若い方が素敵に着ていらっしゃる姿が印象的です。伝統的な着方で、正統派の粋な着姿の方もいらっしゃれば、着崩したり、パーカーや靴などの洋装と合わせたり、自由で個性的な着こなしを楽しむ方もいらっしゃるようで、それぞれ素敵でかっこいいなあと思って見ています。和風のハンサムなスタイルですね。

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年が始まりました。あけましておめでとうございます。 本年も、ハンサムなマフラーの店をどうぞよろしくお願いいたします。 マフラーや、手織の布小物を通して、男性やマニッシュな女性に向けたハンサムスタイルを提案している染織工房です。 スタイリングのアイデアや、制作の様子、お手入れの方法、染織やモノづくりのよもやま話などなど、ものを通してハンサムなスタイルを楽しんでいただける情報をシェアしていきたいと思っています。 写真は、お正月の縁起物ともされるウメノキゴケとウメノキゴケで染めた赤紫色のマフラーです。お正月風のスタイリングで。

年末年始はこたつで。

裂き織りのこたつ掛け。昔はよく使われていたそうです。裂き織りは、ボロになった着物やデッドストックの布を再生させる昔の知恵でした。今は、懐かしさもありますが、インテリアをワンランクアップさせる素敵ないっぴんに。ソファーにかけても追い感じです。

良いものを長く使う。

気が付くと、20年年以上使っているマフラーがあります。使いやすくて丈夫で、たしかに、自分にとって良いものを長く使うというのは、まさにこのことだと思いました。

草木染のこと

シルクもウールもコットンも、もともと繊維の状態では白いものが多いです。自然の状態で色がついているものもありますが、多くは白い糸や布を染めていろいろな色にしたものが使われています。色を染めるためには染料を使うわけですが、植物など天然のものを利用して染める方法を草木染めと呼んでいます。

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