京都・宇治のおいしいパン屋さん・看板にパンを描くー看板リニューアル日記④

2016年8月16日

お店の名前がプティ・ワゾー=小鳥なので、文字に小鳥をあしらいました。

2つ目の看板

看板の文字に使ったブルーを背面のパーツにも使ってアクセントに。ワンポイント色が入ることで、予想以上にかわいく仕上がりました。

きれいにした下地を真っ白なペンキで塗ります。木の下地が隠れてしまうのはもったいないような気もしますが、看板の存在を目立たせたいという目的があるので、迷わず塗ります。
塗っては乾かし、塗っては乾かしを繰り返し、その作業が丸一日。
パンは主にアクリル絵の具を使ってリアルな雰囲気に描きました。
前回書いたように、おいしそうに見える、こちらのパンのおいしさが伝わることを思いながら。
パンの焼き色の濃淡と影の濃淡があるので、リアルとおいしそうに見えるところのいい塩梅を見ながら色を重ねてゆきます。
最後に文字入れです。実は、文字を書くのは少し苦手。
でも、レタリングするよりも、手書きの文字の方が手作りパンの温かな雰囲気が表現できると思い、手書きで文字を入れました。
描き上がったら、上にスプレーで透明のトップコートをして色落ちや劣化を少しでも防げるようにしておきます。トップコートも塗って乾かしを数回繰り返したのでやっぱり半日くらいはかかってしまいました。
私は自宅でDIYなどすることも多いので、作業として難しいということはなかったのですが、今回初めて看板を描いてみて、下地や最後の処理など描く作業以外のところに思った以上に時間がかかるということがわかりました。もし次回同じようなお仕事をさせていただくとしたら、どの作業にどのくらい時間がかかるかわかるので、より正確に時間が見積れると思います。
看板に目を留めてくださる人が以前よりも増えて、おいしいパンとの出会いをお手伝いすることができたら幸せだなあと思います。また、傷んだらすぐに描き直すことはできるけれども、できるだけきれいな状態で長持ちしてくれたらいいなあと願っています。

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