季節は春へ。模様ではなく色で季節感を取り入れる、男性にもおすすめしたいストール使い。

季節は春へ。模様ではなく色で季節感を取り入れる、男性にもおすすめしたいストール使い。

梅の便りが届く季節となりました。
寒い日々はまだ続きますが、気持ちはもう春に向かっています。

立春を過ぎたので、ファッションにも春らしさを取り入れていきたいところです。とは言っても、風が冷たい日がまだしばらく続くので、まずはストールやマフラーなどの小物から春仕様に変えていくのはいかがでしょう。手軽に季節感を表現できて、春の装いに見えるポイントになります。

春らしいとはいっても、花柄をファッションに取り入れるのは男女共にお好みが分かれるところです。その点、色で春を表現するというのは男性にも、また、花柄が気分ではない女性にも取り入れやすい方法ではないでしょうか。

春というと、ピンクや黄色、若芽の緑などがイメージできます。梅や水仙など、早春に咲く白い花も思い浮かびます。人それぞれのイメージがあるとは思いますが、明るく、柔らかな色合いに「春」を感じます。

暖かくなる芽吹きの季節。静から動へ、眠っていたものが目覚める季節でもあります。
季節の変化は目に見えるものばかりではありませんが、意識して生活に取り入れると心と体を健やかに保ち、心豊かに暮らすことに繋がっていく気がします。

ハンサムなマフラーの店では、今の季節にぴったりな梅の色のストールやマフラーを販売しています。梅の枝を使って草木染めをしている、「リアルに梅の色」のストールやマフラーです。

梅は、ほんのりピンクを感じるベージュに、鉄で媒染すると上品な美しいグレーに染まります。
知らない人が見て梅だとわかるようなものではないかもしれませんが、さりげないおしゃれが良いところ。粋かな、と思っています。

下に写真を紹介したシルクのストールは、梅を使ってベージュ系の色とグレー系の色に糸を染め、木製の織機で手織りして製作しました。向こうが透けて見えるくらい薄く、ふんわりと軽いストールです。梅を使っているということを除いても、見た目も柔らかで春を感じる色合いになっています。

その他、一部分に梅で染めた糸を使っているものも並べて紹介しています。縞模様のものは、植物によっていろいろな色が出るのだということが分かる色見本のよう。いろいろな色が入っていながらも、自然の色なので、上品にまとまっています。



花の美しさだけでなく、実も梅干しに梅酒にといろいろと楽しみが多い梅。草木染めでも良い色が出ることで有名で、枝を細かくチップ状にして、それを煮出した染液で糸を染めます。

昔の人の知恵が食だけでなく衣にも生きています。よろしければ、梅を使った春らしいストール、春の装いにいかがでしょうか。

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