

4月の終わりから5月にかけて順次種を蒔いて、育ててきた和棉。今年はゴールデンウィーク前は涼しい日が続いていたためか、成長があまり良くありませんでした。なかなか芽が出ず、出ても大きくならず、あるとき油断していたら、一晩でナメクジかダンゴ虫か芋虫に葉を食べられてしまい、無残に軸だけが残った状態の苗が多く見られました。
虫をよけ、ポットをプランターや花壇に植え直し、一部は順調に成長してくれています。しかし、大きくならないものも多いです。順調に大きくなってきたものに比べると、ずいぶん差がついてしまいました。
棉の種は古くなると発芽率がぐんと低くなるといわれていますが、家にある古い種からためしに蒔いてみたところ、今年はほとんど芽が出ませんでした。古い種でも芽が出た時もあったのですが。今年は種を蒔いた直後の気温が低かったせいもあるかと思うのですが、結果が出ませんでした。再度新しい種でそのまま植えられるポットに蒔きなおし、何とか発芽したのですが、同時に直接プランターに蒔いた種の方が今のところ順調に成長しています。
また棉の種取りや糸紡ぎを体験していただけるイベントに参加するかもしれないので、収穫を増やしたいと思って今年はたくさん種を蒔いたのですが、それほど例年と変わらない結果になるかもしれません。梅雨の後にぐんと成長するので、これからに期待しつつ、見守っていきます。