和棉栽培。2022年秋。

和棉栽培。2022年秋。

10月末。綿の収穫、そろそろ終わりに近づきました。

5月に種を蒔き、夏には黄色い花、そして8月からはボチボチ実がはじけて白いホワホワの繊維が収穫できる棉。10月末になるとボチボチ収穫も終わりに近づきます。

といっても、その年によって天候に差があるので、12月くらいまで実ができる年もあれば、今年のように10月で終わりが見える年もあります。そして枯れずに年を越すことも。

うちではプランター栽培で和棉を育てています。

天候やその他の理由と棉の出来具合の因果関係は、データを取っているわけではないので感覚的なものになりますが、今後の参考に今年の棉栽培について振り返っておこうと思います。

今年の棉はちょっと小ぶり。種まき直後の長雨が原因?

今年の和棉栽培、プランターの数を増やしたにもかかわらず、10月28日現在で昨年よりも収穫は少なめでした。一株の実付きも少なめで、全体的に実が小さい感じがします。まだこれからの実もあるのでわかりませんが、それを考えても期待していたほど収穫できませんでした。

あくまで推測ですが、種まき直後に雨の日が多かったことが大きな原因のようです。水をやり過ぎると、葉ばかり茂って実が付かないらしいのです。

しかも、ゲリラ豪雨のような激しい雨がしばしばあったので、芽が出てしばらくは軒下にプランターを避難させていました。それにより、日光が不足してしまったことも考えられます。

また、欲張ってたくさん植えすぎたためか、ハマキムシやカイガラムシも例年よりたくさん発生しました。農薬を使いたくないので、次回は風通しを良くして病害虫の発生をおさえるように、また発生初期で頑張って取り除くようにしようと思います。

30年来棉を育てている母も、今年は実付きが悪く実が小さいと言っており、やはり雨の影響かと言っていました。プランターなので、土のせいかもしれないのですが、これからも試行錯誤しながら楽しんでいきたいと思っています。

もし、こうすればうまくいくよ!というお知恵がありましたら、お教えいただけたら幸いです。

来年に向けて。

和棉の実

以前、プランターに植えっぱなしだった和綿が冬を越して春に芽吹いたことがあったので、春まで抜かずに置いておきます。軒下の方が良いかもしれません。

インドなどでは毎年大きくなって、木のように育った棉が見られるそうです。京都は冬が寒いのでそんなに大きくなるとは思えませんが、枯れてしまったのを見届けてから鉢を整理したいと思います。

枯れてしまったら、株は抜いて鉢をきれいにします。土はいったん取り出してビニールシートなどの上に広げ、日光消毒。根っこや雑草を取り除いて、肥料や腐葉土など不足分を補い、次の種まきに向けて準備をします。(毎年ちゃんとやっていないのですが…)

今後について。

棉を育てられるスペースを探しています。自宅の回りを整理して棉をもっと育てられるようにするのと共に、畑のレンタルも検討中です。ご縁があった農家の方に種をお分けしたりすることもあるのですが、土地に合わないと育てるのが難しいようです。

春と秋のイベントで体験していただくのに十分な実の量と、今後ワークショップや教室で使う分と、和棉で継続して作品を作る量を確保できたらいいな、と思っています。

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