プランターで和棉を育てて楽しむ

5月に種をまくと、秋にはふわふわの棉の実がなります。プランターでも育てることができます。

夏には黄色い花が、秋には白い実が楽しめます

 我が家では毎年植木鉢で和棉を育てています。種まきの時期や育て方のポイントはあるものの、おおらかに扱ってもそれなりに毎年実をつけてくれています。

 昨年秋と先日のゴールデンウィークの京都梅小路公園グリーンフェアのイベントで、私たちのブースでは和棉の種をお配りしましたが、その際、簡単な説明しかしていないので、お伝えしきれなかったことなどをここでまとめておきたいと思います。(「農文協 ワタの絵本」、天理やまのべ木綿庵さんの「棉(わた・綿)の育て方 ワンポイント・アドバイス」 を参考にまとめました。一部は抜粋しています。)

アオイ科の植物なので、よくオクラの花に似ているといわれます。和棉は黄色い花の中心に赤い色が見られます。

種について

ほわほわの棉の実の1房には6~9個ほどの種が入っています。

 種は5mmほどの大きさです。寒いと発芽しないので、平均気温が15℃を超えるゴールデンウィーク前後から梅雨入り前が種まき時です。そのまま蒔いても大丈夫ですが、一晩水につけてから蒔くと発芽しやすいそうです。種を蒔く時には、深く植えないで、土の上に置いた種に薄く土を振り掛ける程度の方が良いです。一か所に2~3粒ずつ蒔きます。1〜2週間で発芽するので、本葉が2,3枚になったころに元気のよい株を残して間引きします。(うちでは、大き目の鉢に最終的に3,4株育つようにしていました。)
 私たちがグリーンフェアでお配りした種は、奈良の「天理やまのべ木綿庵」さんから分けていただいたものです。自宅に種はあるものの収穫から何年もたっているものもあります。棉は古くなると発芽率がすごく落ちるので、せっかくお配りしたものが発芽しないと悲しいと思い、イベント時の種取り体験&配布用に購入しました。自宅で育てている棉は茨城県の方で育てていたもので、元々は奄美の方から分けていただいたものらしいです。

土について

棉は移植を嫌います。そのまま植えられるポットや、そのまま育てられる大き目の植木鉢に種まきします。

 棉は荒れ地でも育つ植物です。プランターで育てる場合も畑の土や市販の野菜や草花用の土でOKです。棉は弱アルカリ性の土が好きなので、石灰を一つまみ土に混ぜて1週間なじませるとよいです。鉢の大きさに合わせて育つので、直径25㎝以上の、大きくて深い鉢を用意します。鉢の穴に防虫網をかぶせて、その上に水はけを良くするために鉢底石や小石を入れ、それから鉢の8分目まで土を入れます。市販の土にはあらかじめ肥料が混ぜられていますが、肥料分のない土を使う場合には、鶏糞か化成肥料、または油粕に骨粉を混ぜたものを根に直接当たらないように入れます。肥料が多すぎると根が傷むので、肥料は少な目にして追肥で補いましょう。

その後の管理について

 棉はもともと熱帯や亜熱帯の植物です。暑さと乾燥には強いのですが、低温と多湿には弱いです。土の表面が乾いたら水をやります。水のやりすぎは根腐れの原因になるので注意が必要です。
 
 発芽後、15〜30㎝くらいまで成長するとその後成長が止まったように見える時期があります。6月ごろです。その時期には土の中で根がどんどん伸びているので、肥料や水のやりすぎに注意しましょう。根腐れの原因になってしまいます。梅雨時には長いこと雨にあたっても根腐れしやすいので、長雨が続くようなら鉢を置く場所や水のやり加減、排水に注意してください。
 
 若葉のころに草木灰をまいておくと肥料になると共に、虫よけにもなります。育ち具合を見ながら6月末から7月にかけて追肥をします。(油粕などの有機肥料等)チッソ肥料をやりすぎると、花や実の付きが悪くなり、また肥料のやりすぎは実の付く時期が遅くなってよい綿毛ができなくなります。
 
 梅雨が明けると急に成長し、背が伸びます。枝が4,5本出たところでてっぺんの芽を摘むと、上には伸びずに葉の脇から多くの芽が出て、枝が横に張るようになります。(摘心)摘心をすると、株の大きさをコンパクトに抑えるとともに、実付きを良くする効果も期待できます。
 若芽のころにはナメクジの食害にあいやすいです。夏ごろになると、ハマキムシが発生することがあります。どちらも見つけたら早いうちに取り除いてください。

収穫した綿の楽しみ方はまた後日まとめたいと思います。(つづく)

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