京都梅小路公園グリーンフェア、春に続いて秋も中止が決定。
今回も残念なお知らせが届きました。コロナウイルスの感染拡大が続いている状況から、例年秋に開催されている京都梅小路公園グリーンフェアは春に続いて中止ということです。
私どものコーナーでは、糸紡ぎや綿くりの体験をしてもらう時、どうしても参加していただく方との距離が近くなってしまいます。屋外とはいえソーシャルディスタンスを保てるか、道具の消毒等を十分にできるかなど考えると、やはり感染拡大が収まらないこのような状況下では不安な気持ちが拭えません。
まだ1か月くらい先の話ではあるのですが、中止を決めた主催者のご判断に賛成です。
コロナウイルスの感染拡大が収まって、何の心配もなく参加していただける日が来ることを、心から願っています。またいつか、ちょっとレトロな面白い形の道具をきっかけに楽しいお話ができる時を、私も楽しみに待つことにいたします。
☆梅小路公園グリーンフェアは、毎年春と秋に開催される、植物に関する催しです。私どもは、自宅で和棉をプランター栽培していたり、綿くりや糸紡ぎの道具を持っていて実際に使っているということから、参加するご縁をいただきました。秋はちょうど棉の実がなっている状態なので、例年和棉の鉢植えを展示したり、綿の実から種を取る綿繰り機や、糸紡ぎを体験していただくコーナーを開きます。棉の種をプレゼントしたり、手織りの小物の販売も。
棉の栽培を楽しみましょう。
人に会う機会がなくなったり、イベントが中止になったりということだけでなく、他にも人の世はいろいろ思うように進まないことがたくさんあります。そんな先の見えない日々でも、春に蒔いた棉の種は芽を出して成長し、今の時期は次々と黄色い花を咲かせています。そしてはじけて白いほわほわの実になっているものも見られます。毎年変わらない棉のサイクルに触れると、変わらない安心感や、植物の持つ美しさ、たくましさを感じることができます。またわずかでも綿が収穫できたら、種を取って、糸に紡いでという、ここでも例年と変わらない人の営みが続いていくと思うと、今できることを一つ一つやっていったらいいんだという気持ちになれます。
棉に限らず、どんな植物でもきっと同じだと思いますが、日々の成長を一緒に楽しみながら、心を穏やかに過ごしたいものです。
お気軽にご連絡ください。
4回続けて中止や参加を見合わせることになったグリーンフェア。もしかして、なにかお話があって会いに来てくださる予定だった方がいらっしゃるのではないか、ということが気になっています。
これまでの例でいうと、お配りした棉の種を蒔いて育ててくださった方から、栽培に関する質問があったり、収穫した綿の使い道についての質問、どういうわけか実が付かないという方もいらっしゃいました。また、糸について興味がある方、逆に糸を作っている方、道具に関心がある方、小学校で糸紡ぎの実演ができる人を探しているのではないかと教えてくださる方、ご自宅にある使い切れない綿や糸を譲ってくださる方などなど。また、棉を育てて糸を紡ぎ、それを使って織物をする半年がかりのワークショップに講師として母と私を呼んでいただいたこともありました。棉や染織を通してのいろいろな出会いが広がっていきます。
イベントがないと、直接お会いする良い機会がなくなってしまうのですが、もしこちらのホームページを見つけてくださったら、お気軽にコメント欄やお問い合わせフォームでご連絡ください。ネットで調べればもっと詳しく説明しているページもあるかもしれませんが、わかる範囲、できる範囲で、お応えしていきたいと思っています。また、こちらのホームページで、以前にご質問いただいたことや、棉に関して話題になりそうなことを紹介していきますので、時々見に来ていただけると嬉しいです。
こちらのホームページでは、手織物商品の紹介や販売情報のほかに、制作に関することや和棉についての話題を綴っています。出会いをつなぐ場として、また染織やものづくりの周りの話題を楽しんでいただけると幸いです。