不正フィッシングサイトにご注意ください。注意喚起と対応のポイントまとめ。

 以前、私どもがハンドメイドマーケットプレイスで販売していた商品の、写真と商品説明を無断転載した不正フィッシングサイトが確認されました。

 販売場所のマーケットプレイスが迅速に対応してくださり、関係各所に当該サイトが表示されないような通報等をしております。追々そのサイトはなくなるとは思うのですが、お客様ならびに日ごろから私たちを応援してくださっている皆さまにはお気を付けいただきたいと思い、ここでも注意喚起をしておきたいと思います。

不正サイトへの対応について

 当該サイトに掲載された商品は、裂き織りのテーブルセンターです。私どもの商品だけではなく、他にもハンドメイド作家さんの作品と思われるお品が並んでいます。

 最初、私どもから購入した商品を再度販売する際に商品説明ページを無断転載されたと思ったので、その商品を販売したマーケットプレイスに連絡をしました。仕入れて販売するということはありうることだと考えていますが、商品ページそのままでしたので、私どもの方に問い合わせがきたり、配送や梱包に不備があった時のクレームが来ても困ると思ったのです。

 その結果、当該サイトは、過去のご購入者様とは全く関係のない不正フィッシングサイトの可能性が高いことが分かりました。すぐにマーケットプレイスの方から検索エンジンにフィッシングサイトに関する通報及び著作権侵害に関する通報、非表示対応申請、ならびにサーバー会社へのページ削除の依頼の対応をしていただいております。

 また、お客様への注意喚起として、マーケットプレイスと私どものショップページにお知らせを掲載しております。そしてさらに、自分の住む地域の警察のサイバー対策課に連絡しました。

 ここでポイントになるのが、お知らせの中で具体的な当該サイトのURLはご案内していないということです。それは、不正サイトへのアクセスが増えてしまうとgoogleなどの検索エンジンで危険サイトと認定されにくくなり、サイト閉鎖が難しくなってしまうおそれがあるためです。 

 本当なら、このサイトです!ご注意ください!と言いたいところではあるのですが、そのサイトにアクセスしないことがベストだということですので、このような対応になりました。

当該不正フィッシングサイトの見分け方

 今回、私はネット検索していてたまたま自分でそのサイトを見つけることができました。最初は、先に書いた通り無断転載による転売だと思ったので、当該サイトの問い合わせフォームか、過去にその商品をお買い上げいただいたお客様へ直接連絡させていただこうかと思いました。それをしなかったのは、ちょっと怪しいのではないかと思ったからです。そのポイントを挙げると、

〇特定商取引法による記載等がなく、販売元の住所や連絡先、会社名などが不明だった。

〇価格が、私共が販売した価格と同じで、そこからさらに割引されていた。
(転売による利益がない。)

〇サイトに会員登録しないと買い物ができなかった。


という主に3点です。ただ、会員登録しないと買い物ができないサイトはあると思うのですが、その連絡先もわからないのに、こちらの個人情報だけ提供しないといけないというのはおかしいと思いました。

 そのサイトは、私たちの商品以外にも、どちらかというとハンドメイドマーケットプレイスに出品されているような、手作りの商品が並んでいるように見えました。おそらく、不正なサイトに見えにくいイメージの商品を並べているのではないかと感じました。購入しようとして個人情報を登録してしまったり、カードの番号などを書きこんでしまうと、それを悪用されたり、お金を盗られてしまうのではないでしょうか。推測ですが、たぶん実際の商品も無いのに、販売ページに並べているのではないかと。なぜかと言えば、私たちの商品は1点ものだったので。

自分も詐欺に巻き込まれることがあるかもしれない、という意識が大切。

 日頃、フィッシング詐欺のニュースを聞いても、自分には関係ないという気がしていました。でも、自分の身にこのようなことが起こって、だれにでも起こりうるということを感じました。

 今回は、商品を販売したハンドメイドマーケットプレイス様が迅速にご対応くださったので、一人でどうしたらよいかわからないという状態からは脱することができました。

 自分たちの問題というだけではなく、もし、不正なサイトで私たちの商品を見て購入を決めた方がいらしたとしたら、そしてその方が何らかの被害を受けて悲しい思いをしたとしたら。それを考えるだけでゾッとしますし、許せないと思います。

 このような時にどう対応してよいかわからなくなりますが、ひとつは、感情的にならないことが大切かと思いました。もし、怒りや憤りにまかせて相手に抗議していたら?または、当該サイトのURLを載せてSNSなどで注意喚起をしていたら、逆に解決の足を引っ張る形になっていたかもしれません。または、関係のないお客様に、商品ページの無断転載による転売を疑って連絡をしていたら、大変失礼で申し訳ないことになっていました。

 不正フィッシングサイトとわかるまでは、とにかくそのサイトを見た方が、そのページから購入しないようにと思い、私どもの販売ページ以外にページを無断転載しているサイトがあって、そちらから購入される場合の問い合わせやクレームには応じられない旨をSNSに投稿しました。その時には転売の文脈で文を書いたので、もし、それをご覧になっていたらご心配をおかけしたかもしれません。その点で申し訳なかったと思っています。もちろん、詐欺サイトとわかってからはすぐに訂正して注意喚起をいたしました。

 今回学んだことは、このようなことにはだれでも巻き込まれる可能性があるということです。そして、どのように対応したら正解なのかは本当に難しいということです。

 自分ができる対策として、

過去の商品ページを放置しない。
 
 ハンドメイドマーケットプレイスでもネットショップでも、過去に販売したものを展示しておけるのですが、今販売しているものだけを並べることで目が届くようにしておかないといけないと思いました。

②信頼できる場所で販売するか、自分のネットショップの場合は自分でしっかりとシュミレーションして対策をしておく。

 今回はiichiというハンドメイドマーケットプレイスで過去に販売した商品だったので、そちらに相談して対応していただくことができました。自分一人で対応しなければいけない時には、きっと間違った対応をしてしまっていたかもしれませんし、どういう状態かわからない不安も、もっと大きくなっていたと思います。

 もし不正なことに巻き込まれたときに、対応していただける安心感のある場所で販売するか、自分でしっかりシュミレーションして対策しておくか、心の準備も含めて考えておく必要があると思いました。

③情報をシェアする。

 残念ながら、悪いことを考える人も存在するということを肝に銘じて、お客さまや私たちと同じように商品を販売している方々に情報をシェアしていきたいと思います。一人では目が届かなかったり、対策しにくいところも、沢山の方の知恵や目があれば、防げることもあるかもしれません。

 当該の不正なサイトには、私共と同じようなハンドメイドらしい雰囲気の商品が並んでいます。そちらのサイトを先の理由で具体的にはお知らせできませんが、他にもたくさん巻き込まれている方がいらっしゃると思われます。商品が無いのに販売ページを無断転載しているとしたら、私たちは気づくことができません。当該サイトが一日も早く表示されなくなるように、もしくはなくなるように願っています。

 自分のところの商品の写真や説明を見て、良いと思ってくださった方が、悲しい思いをされないように、そして販売者の方々も悪意ある犯罪に巻き込まれないように、切に切に願っています。

「ハンサムなマフラーの店 草木の色と水の彩」は、BASE、iichi、minne、ぺらいちで販売をしています。2022年1月現在、それ以外のサイトでは販売をしていませんので、不審な販売サイトでのお買い物にはご注意ください。疑問に思われた場合は当HPの問合せフォームよりご質問ください。

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