織物の神様に

2018年3月19日

お宮の前の灯篭が織物につかう道具の形です。

写真は先週のものですが、梅がきれいでした。

門を出たところのお茶屋さん。あぶり餅が有名です。時代劇の一場面のような場所。

 母が近くに住むことになりました。
 これを機に、染織をしっかり教えてもらおうと思います。
 これまでは関東と関西に離れて暮らしていたので、母が織ったものをこちらに送ってもらって、こちらで縫う作業をしていたのですが、材料や織り方についてもっと知りたいと思っても、なかなか十分とはいかないところがありました。逆に、再販売する作品をもう一度織ってもらいたい時や、新しいものを織ってもらいたい時に、やりとりにとても時間がかかってしまったり、ちがうものができてきたりということもありました。近くに住むことでそういう部分が解消されるといいな、と思います。
 それと同時に、母が元気なうちに、染織をきちんと教えてもらっておきたいと思うようになりました。
 一緒に住んでいた時には、すごく手間のかかる作業を身近に見ていて、自分には絶対無理、と思っていたものなのですが、最近は、母の作るものは、他にない魅力があるように感じています。なかなかその域に達するのは難しいと思うのですが、自分でも染めたり織ったりできるようになりたいです。
 そんな気持ちもあり、まずは織物の神様にご挨拶、と思い、京都の今宮神社に行ってきました。今宮神社は無病息災、健康長寿のご利益があるとされていて、また玉の輿神社といわれるほど良縁のご利益もあるパワースポットだそうですが、その境内の社の一つに織姫社というお宮があり、七夕の物語の織姫様に機織りをお教えになった神様が祀られています。お社の前に機織りで使う道具を模った赤い灯篭があり、一目で織物にゆかりのある場所だということが分かります。織物で有名な西陣が近いので、西陣織に関わる方のお参りが多いようです。
 
 お宮の前にも、今宮神社の境内のあちこちにも梅の木があり、ちょうど花が見ごろでした。青い空にすーっと伸びた枝々に、白い花が映えてとてもきれいでした。母がこちらに来るのは1か月以上先になるのですが、また落ち着いたら一緒にお参りに行きたいです。
 今年になってから、作品の製作、販売の作業が滞ってしまっていたのですが、身の回りを整えて、また心機一転、頑張ります。

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