コットンボールから糸へ。木の道具を使ったワークショップ、開催します。

コットンボールから糸へ。木の道具を使ったワークショップ、開催します。

2021年11月10日

 春に種を蒔き、ひと夏育てたワタの実が、収穫できる季節になりました。

 このたび、この綿の実(コットンボール)を使って、ワークショップを開催することになりました!!

 日時 2021年11月22日(月) 14:30~16:00

 場所 中宇治yorin 2階 レンタルスペース・ギャラリーyoriai
 〒611-0021 京都府宇治市妙楽17-8 ( Google Map )

 内容 昔ながらの木の道具を使った、綿仕事体験。
    綿くり:綿の種取り
    糸紡ぎ:糸紡ぎ機での糸紡ぎ体験と、コマを使った糸紡ぎ


 料金 15,000円/1人(糸紡ぎ用のコマ、紡ぎ綿のセットを含む)


 綿の収穫から糸紡ぎまでの流れを簡単に説明しながら、道具に触れていただこうと思います。
 その他、糸紡ぎ用のコマと糸紡ぎ用の綿をセットにしてご用意しております。一緒に使い方を覚えてい      ただいたら、あとはご自宅でも楽しむことができます。

 糸、たくさん紡がないと何も作れないよね?とご心配の方。少しだけでも作れるペンダントトップ、イヤリングなどの作り方もご紹介します。

 少人数で、ゆったりと、心ゆくまで綿に触れていただきたい。ということで、定員を5人までとさせていただきます。参加ご希望の方は問い合わせフォームからご連絡ください。

 定員に達しましたら締め切らせていただきますが、もしご希望の方がたくさんいらっしゃった場合には、また後日、同様に開催したいと思います。


 
 

綿繰り機とは


 綿繰り機(わたくりき)というものをご存じでしょうか。
 綿の実に入っている種を取り除く道具です。

 
 和棉を栽培しているとはいっても、我が家はプランター栽培なので、収穫も微々たるもの。
 母が以前、畑を借りて棉(わた)を栽培していたのですが、その時には電動の機械で綿の種を取り、布団屋さんにお願いして綿打ちをしてもらっていました。お店に頼む時にはそれなりの量が必要になります。

 とすると、家でとれるくらいの量であれば、自分で種取りと綿打ちをしないといけないということになります。

 一口に綿の種取りと言いますが、あの、ほわほわのコットンボールには直径5ミリほどの種が8から9個ぐらい入っており、それが繊維としっかり絡みついています。手で取るのはなかなかの至難の業なのです。

 そこで役立つのが昔からある木の道具、綿繰り機(わたくりき)です。
 ハンドルを回すことでローラーが回転し、その間に綿を通すと種だけがローラーを通過して、種が手前に残る仕組みです。

 昔は生活に必要な仕事だったので、大量に綿くりをしなければならず、大変なことだったと思います。
 しかし、今はこのような道具を使う人も少なくなり、自分の楽しみとして、このような作業をすることも豊かな時間だと感じています。

 手作りが好きな方、木の道具に興味のある方、染織に興味がある方、綿に関心がある方、よろしければ、秋が深まる宇治に綿繰りを体験しにいらしてください。

 お待ちしております。

 

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