マフラー、ストール、ショール。何が違うの? 言葉の使い分けについて。

マフラー、ストール、ショール。何が違うの? 言葉の使い分けについて。

 ハンサムなマフラーの店では、マフラーを主に作っています。そして、肩にかけられる横幅が大きめのものをショールと呼んでいます。どころが、最近ストールという言葉をよく耳にするようになりました。この3つのことば、使い分ける基準があるのでしょうか。

 語源語源由来辞典によると、【マフラーには防寒具と消音機があるが、ともに英語「muffler」からの外来語で、「包む」「覆う」を意味する「muffle」に由来する。】温めるために使うことから防寒具の「マフラー」、音を消したり抑えるために包むことから消音機の「マフラー」に繋がる。】とあります。マフラー/muffler – 語源由来辞典 (gogen-yurai.jp)参照

 また、ウイキペディアによると、【襟巻(えりまき)・首巻き(くびまき)・マフラー(英語:muffler)は、首の周囲に巻く細長い長方形をした厚手の布で、防寒具の一つである。】とあります。襟巻き – Wikipedia参照

 

 インターネットや本で調べてみると、マフラーとストールとショールの呼び分けについては、諸説あるんですね。首に巻く細長い長方形の布で、防寒用の厚手のものがマフラー、薄手でおしゃれ目的のものがストール、横幅があって、防寒目的のため厚手で、肩にかけて使うものがショールという説もあれば、ストールもショールのように横幅があって薄手のおしゃれ目的のものという説。
 
 いろいろ見たところでは、マフラーとショールは防寒目的で厚手のもの、ストールはおしゃれ目的の薄手のもの、という感じで使い分けられているようです。問題になるのは、ストールはマフラーの仲間かショールの仲間かというところで、見解が分かれています。
 
 まあ、だいたいの場合は呼び方はどうでもいいかな、と思うのですが、この問題で決定的だったのはクリーニング店の料金設定です。
 
 【 一般的に「長辺150㎝以下、短辺40㎝以下」がマフラーと定義されます。このサイズを超えるとストールやショールに分類され、通常料金が上がります。】いくつかのクリーニング店のHPでこのような記述がありました。ちなみに、マフラーとストール・ショールでどのくらい金額に差があるのかは、お店によって違います。そして、高級な素材であれば追加料金が必要なところもあります。そのあたりは実際にクリーニングに出す時に確認してください。
 

 以上、まとめると、
 
 首に巻く細長い長方形の布で、長辺150㎝以下、短辺40㎝以下のものがマフラー
 
 長辺150㎝、短辺40㎝を超えるストールやショールと呼ばれ、防寒目的の厚手のものをショールおしゃれ目的の薄手のものをストールと呼ぶ。
 

 ということになります。
 

 ハンサムなマフラーの店では、細身のものをマフラー、幅広のものをショールと呼んでいましたが、幅広で木綿やシルクの薄手のものをストールという呼び方に統一していきます。長さは長いもので2メートルくらいあるので、細身のものもショールとかストールと呼ぶかが悩むところです。そのあたりは臨機応変になるかもしれません。どちらにしても、分かりやすいことを最優先に決めたいと思います。 

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